第2章 勘違いと勘違い【及川徹】
及川side
昼休み
詩乃とお弁当を食べようと思った
詩乃はお弁当作るの朝忙しくて出来なかったと
苦笑いしながら言った
そして購買のパンを買いにいった
「ねぇ?徹?私の卵焼き食べる?」
そう言って声をかけてきたのは
俺のファンクラブの一人だという女の子だった
(めんどくさ)
とりあえず食べて早く解放してもらわないと
詩乃と食べれなくなる
そう思った俺は
その子箸で自分で食べれるのに
口に入れられた甘い卵焼きを
ほめた
俺は詩乃のネギのはいったしょっぱいのが
一番好きなのに