第108章 【番外編】独り占め
気付けばカーテンからうっすら白い光が差し込んでいた。
気絶しそうになっても激しく攻められるから起こされて、四つん這いの手足はもう力が入らないからへたりと全身をお布団に預け、お尻を少しだけ高く持ち上げられる。
でもその体勢が一番深くまで抉れてしまうから。
「きゃっ……!!!」
もうカサカサの声で悲鳴にならない悲鳴しか上がらない。
「は、はぁ、ひ、ぁ……」
ぱんぱんと小気味よい音と液体独特のぐちゃぐちゃと潰れる音がする。
最奥まで繋がると腰が回され、お腹の奥がゴリゴリと擦られる。
「んぁ…ぁ…!!!っ…うぁぁ…!!!!」
びくびくと手足が痙攣して何度目かの絶頂が襲ってくる。
「ごめ、なさ…も、むり…」
とろんとろんの脳みそで拒否しようとしてみても、身体を抱えられ、そっと中心に下ろされたその瞬間、重力のせいで簡単にまた繋がってしまう。
「あぁぁぁっ…!!!!」
下からのあまりにも強い刺激に呆気なく気を失いそうになった。
「好きだろ…これ…っ」
「すき、すきぃ……っ、しんじゃうぅ……!!」
情けなく体内から弧を描いて潮が出る。
恥ずかしいのにそれを上回る何かで箍が外れていて、もうなにもわからない。
逞しい身体の上で無理やりひっくり返されると、目と目が合う。
数十分なのに、久し振りに顔が見れたのが嬉しくて繋がったままなのにキスをせがむ。
「んっ…ふ…ぅ……」
穿たれながら、声がくぐもって漏れる。
気持ちが良すぎて自分が何をしているかもよくわからない。
いつもみたいに器用な深いキスが苦しい。
音がしそうな程激しく舌を吸われると脳内まで痺れそう。