第108章 【番外編】独り占め
また律動を激しくされて、息も出来ないくらいに悶えて、背中にぎゅっと爪を立てる。
「俺も、イく…!」
「いっしょに、いっしょにぃ…!あっああ!!!」
嬉しくて幸せで、腰に脚を絡めて離れないようにくっつく。
どくどくと脈を打っているのが胎内でわかる。
「はぁ、は、きもちぃ…きもちぃよぉ…」
終わった後のしつこいくらいの深いキスも大好き。
骨まで溶けてしまいそうでずっとしていたくなる。
ちゅぱ、ちゅぱ、と舌の奥のほうまで吸われ、上顎のザラつきを舐められ、最後に優しく唇を啄まれる。
段々お腹がむずむずしてきて、おねだりしたくなってしまう。
「ん…明日も…あるのに…ごめんなさい…」
綺麗にしてもらいながら、申し訳なくて一言。
「さっきから何言ってんだ?」
と返されてきょとんとしてしまう。
「あ、あれ…?でもしばらく畑が…あるんじゃ…」
「ああ、言い忘れてた。
明日台風来るらしいから、休みだ」
「え!?」
「ま、今日中に対策しといたし、落ち着いた頃に様子見りゃいいし」
「え…」
繋心さんは私が服を身につけようとするのをそっと拒否した。
「ゆっくりセックスしようぜ」
「!!!」