• テキストサイズ

【A3!】甘いひととき【R18】

第2章  Morning Kiss【至】


 


『…お仕事、頑張って下さいね!』


本当は もう少し、一緒に居たい…。

なんて、我が儘な気持ちを
隠すように笑って見せる。


けれど…



「無理してない?」

『えっ…?』


どうして…
簡単に見抜かれてしまうのか。


『し…、してないですよ…?』

「そう? ならいいんだけど」


嘘をついた罪悪感から
至さんの顔を直視出来なくて。

足元に視線を落とし
ギュッと唇を噛む。


その時――。



そっと、伸びて来た
至さんの大きな手が
頭の上に乗せられて…

よしよし、と
優しい手つきで髪を撫でた。


 
/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp