• テキストサイズ

甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第4章 Sugar4


大好きと言って、俺に抱きつく、大切な人。


離したくない。壊したくない。

ずっと、俺の手の中にいて・・・。


泣きながら一緒にいたいと言う彼女に、ごめんと言う。


このごめんは、泣かせてごめんという意味。

それは、彼女に通じてないと思う。


「私ね、今日、自分でしたの・・・。」



なんのことだ。
主語はどこ?


「なにをだよ。主語ないと全然わかんないんだけど。」


「えっと、その・・・流司さんとの、えっちな夢、見て・・・。」


あぁ、そういうことか。

てか、急になんの報告だよ。


「それでね、やっぱり思い浮かべるのは、流司さんで・・・また、あんな風に触れられたいっていうか・・・その・・・。」


「俺の夢見てたんでしょ。なら俺を思い浮かべるんのは、普通じゃね?」


「へ・・・?気持ち悪いとか思わないの?」


耳元で聞こえる彼女の声は、ずっと震えていて・・・あぁ、俺はまたこいつを泣かせてるんだって思った。


「別に。」


そうぶっきらぼうに返す俺は、よく、こんなにこの人に愛されてんなって思う。


いつも2人の温度は違くて・・・俺の中はこんなにもお前で焦がれてんのに、外側はいつも冷めてる。

そんな俺を俺は嫌いだ。
でも、彼女は好きだと言ってくれる。
どんな俺でも、好きだと言ってくれる。
いつも、彼女だけが、愛を伝えてくれる。

俺はそれに満足して、彼女を傷付け続けた。
それが結局、俺も辛くて・・・。


「じゃあまた、俺の手でイってみる?」


なに言ってんだ。
また俺は彼女を傷付けんのか?
好きだとも言わずに・・・。


そんな理性とは裏腹に、本能が動き出す。


彼女が履いている柔らかいシフォン生地のスカートを捲り上げ、下着の中に手を滑り込ませた。


「りっ、流司さんっ?!」


当たり前だけど、彼女のそこは全然濡れてなくて、指を上手く動かせない。


一度、手を下着の中から出し、彼女の口に指を突っ込んだ。


「んっ?!・・・ん、んっ・・・あっ、はぁ・・・」


口内を擽るように動かし抜いた。


彼女の唾液で、濡れた指を再び下着の中に戻し、敏感な蕾に触れた。





/ 292ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp