第10章 〜解呪の方法は…〜
『まぁ、一つ試してみたい方法があるんだけど。
ただ、まぁには少し刺激の強いやり方になっちゃうと思うけど、どぉする?』
カルマが真っ直ぐに私を見据えてたずねる。
『大丈夫!少しでも可能性があるなら、そこにかけてみたい!』
『分かった。じゃあ、まぁは力を抜いて。
全部俺に任せてね!』
必ず、取り戻してみせる!この際、どんなキツイ方法でも、乗り越える!!!
目を閉じる。
…………?!!!
…ンッ!………ンンッ!!!
E組(……………)
なにっ…これッ………?!
まぁの唇に触れると同時に、熱い水気を帯びたものが浸入し、やがてそれは、まぁの舌を見つけると、幾度となく絡め、離さない…。
力が…抜ける……。
ガシッ…。
カルマがしっかりと私の腰を抑え、舌を絡める。
意識が………。
『ふぅ〜。30ヒットって所かなぁ?』
『おい!呪印が消えていくぞ!!』
『ヌルフフフフ。さすがカルマ君。
まぁさんの精神に直接介入し、見事呪印の枷を外す事に成功した!お見事です!』
『ま、案の定まぁはノックアウトしちゃってるけどね〜!』
……うっ。
私……。
『おはよう。俺のお姫様。』
ひゃっ……!!!
カルマの顔を見れず、赤面する私に、クラスメイトとコロ先生がいじり倒すのは言うまでもなかった。