第3章 〜剣術の時間〜
私たちの国には他国にも誇るとても優秀な騎士団がある。
その騎士長である烏丸さんが、今日からE組に剣術を教えてくれることになった。
『いいか。剣を極めればこういうこともできるようになる。』
ハァッ!!
スパンッ!
『すごい!!』
『斬撃で山を斬った!!』
『さぁ、やってみろ。』
E組(できるかー!!)
私『サンダーストリーム!』
ドッカーン!!
『できた…』ボンッ!
カルマ『へぇ〜!まぁちゃんやるじゃん!』
『からしゅまてんてー、褒めてぇー!』ぎゅー!
E組(いや、今剣術の授業だから…)
『あれが剣豪。烏丸惟雄臣。他国で最も恐れられている剣士です。』
『コロ先生。』
『そんな凄い剣士から剣術習えるなんて…!』
『ありがたいよな!』
『それに、烏丸先生、ちょっと怖いけどかっこいいよねー!』
『このチャンスにお近づきになりたいかもっ!』
『キィーーー!烏丸先生、私から生徒の人気を奪う気ですか?!』
『ふざけるな!本当なら俺がこの手でお前を倒したいところだ…。俺にバグがあればな…。』
そう。すばやはがバグっていて攻撃を与えることができない魔王を倒せるのは、同じくバグを持つ私たちE組だけ…。
『中断してすまなかった。さぁ、授業再開だ。』
『大体どうして烏丸先生が教えるんですかぁ?
私の剣術の授業は生徒に評判よかったのに…』
『うそつけよ!コロせんせー。』
『身体能力が違いすぎるんだよー。この前もさ…』
『では、地獄剣を教えましょう。さあ、先生と同じように構えてください。』
E組(いや、手の数が違うから…)
『地獄剣は基本、八刀流ですが、慣れてきたら10本、20本と増やしてOKです!』
E組(できるかー!!)
『そして、この構えから繰り出すコレ!』
【魔王は地獄の炎をはいた】
【まぁは魔王の隣で地獄の炎をはいた】
E組(何でだよ!!!)
『人間の技じゃないだろ!ってか、まぁは真似しなくていいの!!あと、剣術どこいったんだよ!!!』
『あの炎で山2つ消えたしな…』
『まぁちゃん、真似しちゃうしね…』
『剣術は人間の先生に教わりたいよ』
『ところで、君たちの装備はボロボロだな…』