• テキストサイズ

【暗殺教室】コロクエスト〜女神の娘編〜

第1章 〜先生は魔王?〜


クヌギガオカ魔法学校。


ここでは、勇者になるための勉強を教えてくれる。

でも、私達E組にだけ他のクラスの知らない特別な秘密があった。

それは……

私達を教える先生がなぜか魔王だったことだ。


『さぁ、授業を始めますよ!』



『準備のできた人からかかってきなさい!!』

【ミス!ダメージをあたえられない!】

【ミス…!ミス…!ミス…!】


【魔王は微笑んでいる……魔王はさらに微笑んでいる…。】

(ハァ…ハァ……ハァ…。攻撃が全く当たらない。早すぎるんだよ…!)


【E組は力尽きた。】


『ていうか、魔王なんて倒せるか!俺らまだレベル1だぞ!?』

『装備だってまだ木の棒とかだし…』

『俺なんて、プラスチックだぜ』
(トイレのつまりをなおすヤツ!)

『いやでも、ちょっとウンコついてるし、ダメージは逆に強いかもな!』

『ある意味最強かもなぁ…』

『にゅや!!その武器は次から禁止です!』

『で、まぁはまたか…』

『渚〜!シュキ〜!』

『まぁ、またバグが出たんだねぇ…』


『磯貝だってパッと見立派な装備に見えるけど…』

『前半分しか着てないしな〜』

『ウチ貧乏で前半分しか買えなくてさ…』

『前半分だけ売ってくれるか普通!?』

『とにかく俺たちにはまだまだ早えよ!』

『そもそも、なんで俺たち落ちこぼれのE組が…』



なぜ、こんな状況になったのか…それは数日前にさかのぼる。



『おぃ!あれ見ろよ…』

『桃宮だぞ…。バグ持ちになって、エンドのE組に落とされたって話だ…』

しばらく不登校であった私に突き刺さる視線…。

『渚ぁ…お前らスライムも倒せないんだって!?』

あっちでもか…。

『しょうがねえよ!こいつらまともに魔法も使えないんだもんな!』

『言っとくけど、クヌギガオカ魔法学校は、過去に何人もの勇者を排出した超名門校だぞ!お前ら出来そこないがいると品格が下がるんだよ!』


『さっさと辞めちまえ!』


ドンッ!D組の連中に突き飛ばされる渚。

『渚!大丈夫か…?』かけよる杉野君。

『う…うん』

あんな風に言われても誰も抵抗しない。


差別をされ続けたE組はみんな半ば諦めていた。

魔法を上手く使えない自分達が悪いんだと…。


そんな中、E組の流れを変える来客があった。
/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp