第7章 派生③おそ松＆チョロ松END

「ほら松奈」

　すでに十分に育って血管の浮き上がったそれを突きつけられ、私は渋々、口に含んだ。どうにか奥まで入れるとチョロ松さんの腰が少し浮く。

「……ん……」
　×××の先から先走りの苦みを感じる。今回はそう長くやらなくていい、と自分を励まし、必死に口を動かし出した。
　一方おそ松さんは指を増やし、下の口をほぐしながら、

「あー、松奈って、ホントにエロい子だ。やっぱ一松にはもったいないわ」

　その名前を罪悪感もなしに出さないで。マジ無神経で大嫌いだ、クソ長男。


「……松奈……もっと、深く、くわえ……」
　私の肩をむき出しにさせながら、チョロ松さんが言う。
「ん……ん……っ……ん……」
「うーん、そろそろかなあ」
　一方で下半身に感じる指は三本に増やされている。無意識に腰を動かしていると、おそ松さんは片手でバッグを漁り、ゴムを取り出している。
　体力、持つかなあ。うんざりした思いが顔に出てしまったのか、

「大丈夫大丈夫。優しくしてるだろ？」
　おそ松さんが笑う。

　部屋につくなり布団も敷かず押し倒し、二人がかりでいじめることの、どこが優しいと？

　振り向くことが叶わないので、殺意をこめてチョロ松さんを見上げる。

「……松奈……ちょっと怒ってる？」
　やや正気に戻った感じのチョロ松さん。ちょっとどころじゃないですよっ！！
「ごめん……でも、すごく、好き、だから……許し……っ……！」
　と言いつつ私の頭をつかみ、半強制で動かし出した。
　ちょっ！……苦し……やめ……！
　あと『好き』と言えば何でも許されると思うな、人間のクズっ！

「怒ってるけど、ヤラせてくれる優しい松奈が好き♪」

　嘘つき嘘つき嘘つきっ！！
　おそ松さんはぐいっと私の腰を持ち上げ、生温かい×××を下の口に押しつける。

　口が自由なら歯ぎしりしたいところだ。
　こんな扱いを受けても、私のアソコは期待に愛液をトロっとこぼしていた。
　二人もクズだけど、私って、本当に……。

「松奈は優しいよ。ひどいことをしてる俺らじゃなくて、自分の方を責めてるからね。
　優しくして……泣かせたくなる……っ……」

　口説き文句とはほど遠いことを言い、おそ松さんは一気に私を貫いた。