• テキストサイズ

君と過ごす時間は贅沢『気象系BL』

第1章 大親友の壁


すると、

雅紀「ニノ。」

この声…相葉君?

俺は彼を見ないようにその場から離れようとした。

雅紀「待って!」

相葉君に手を引っ張られた。

雅紀「ニノ、何で俺の顔見てくれないの?」

和也「……」

俺は下を向いていた。

雅紀「親友辞めるって言って一生口聞かないつもりなの?顔も合わせないつもりなの?」

相葉君の泣きそうな声…

和也「だって…俺は一番大切なものを捨てることになったから…」

あなたと何十年歩いて来た絆を…

雅紀「やだよ…ニノが居なくなったら俺は…」

和也「相葉君…」

雅紀「俺もニノのこと大好きだよ。でもこの好きはニノと同じなのかはまだ分からない…だから…」

和也「…!」

不意に相葉君に抱き寄せられて、

和也「ん…っ…」

相葉君の唇が俺の唇と重なった。

ほんの数秒が経って離れた唇…

雅紀「ニノ…」

ギュッと優しく抱きしめられた。
/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp