第1章 大親友の壁
和也side
俺が相葉君に片思いをしてもう何十年。
和也「はぁ〜…」
雅紀「面白いよね!これ!」
このバカは俺の想いに気がついていません。
多分3回は告白したけど、
「俺もニノのこと大好きだよー!一番の親友だもん!」
って、俺が言ってるのはそういうことじゃなくてね…?
その…恋人になりたいっていう意味で言ってるのに…
この人は全然分かってない。
雅紀「ニノ、聞いてるの?」
和也「聞いてません。」
雅紀「ちょっと聞いてよ!」
彼はノーマルで俺もノーマルだったはず…
いつから彼のこと好きだったんだろう…
収録終わり楽屋に戻る途中、
「相葉さん!」
雅紀「ん?あっ、お久しぶり!」
久しぶりに会った女優さんと会話をしている。
笑って仲良く話している姿はまさに恋人同士って感じ…
俺はそのポジションにいることは出来ない。
ただの、
相葉君にとって一番の親友としていなくてはならない…
和也「バカ…」
見てられなくて俺は先に楽屋に戻った。