第7章 一方通行からの進展…?
羅夢音は、不二に言われた通りしっかり勉強してテストにのぞんだ。
手応えはあったそうで、羅夢音は嬉しそうだった。
図書館で二人で勉強したこともあってか、二人の仲は今まで以上に深まったように見える。
それに素早く反応したのは、やっぱり菊丸だった。
菊丸は羅夢音と不二が二人で勉強したことは知らない。
だから、二人が仲良しになった理由も知らない。図書館での出来事も…
…なんであの二人、あんなに仲が良いんだろう…いつのまに…?
菊丸はただひとりモヤモヤが頭から離れないでいた。