第6章 接近戦
一方、リョーマと羅夢音は…
「リョーマくん…そろそろ寝ようよ…」
羅夢音は枕を抱えてリョーマの袖を引っ張った。
羅夢音がいつ引き取られるかわからないため、リョーマと羅夢音は1つのベットで二人で寝ている。
リョーマの父、南次郎はさすがに二人じゃせまいのではないか、というが、リョーマはかたくなに羅夢音と寝たがった。
「ん…待って。ちょっとだけ、聞きたいことあるんだよね。」
リョーマは羅夢音の手を引っ張りながら言った。
今日の部活で、リョーマは羅夢音と菊丸のデートのことを聞き損ねたのだ。