第1章 新しい風
ーーテニス部の部室ーー
不二:「いよいよだね。」
菊丸:「うんうん!!」
今日から部活見学と仮入部が始まる。
今年はテニス部には、どれだけの部員が来るだろうか。
すると……
ガラガラッ))
?:「ちわーっす…。入部希望したいんスけど」
いきなりの入部希望だ。
大石:「体験もしていないのにか?」
?:「問題無いッス。」
なんというぶっきらぼうさ。
大石:「まぁ、いいだろう。今から部長を呼んで来るから。」
?:「うッス。」
ーーーー
手塚:「入部希望は誰だ?」
?:「俺ッス。」
手塚:「ほぅ……。では、名前を聞こうか。」
越前:「……俺、越前リョーマです。」
手塚:「分かった。俺は部長の手塚国光だ。よろしく頼む。……1つ聞きたいのだが、お前の隣にいる女性は誰だ?」
よく見ると、リョーマの隣にひとりの女の子が立っていた。
越前:「あぁ、こいつは、マネージャー希望の延各羅夢音(えんかくらむね)です。」