第90章 未来への展望
フィン「よかった…本当に(涙目&微笑)
霊体が粉々になっていて、魂にヒビが入っていた
それぐらいに強い負荷が掛かった
宇宙中も含めて…
この世に存在する隠れ癌、癌、主犯格の癌…
全ての闇、分化された罪が潰えた――光に満たされ、全体へ植え付けられ続けていた罪の全てを消し去った
事無きを得て…
みんなにとって丸く収まって…
本当に良かった……
もし君を失っていたら…
そう考えるだけでゾッとした
本当に良かったっ」わなわな震え涙
落涙を禁じ得ない中…
震えが止まらず、真っ青と赤が混じり合った色で
蒼白な表情のままで…僕らはケイトを抱き締め合った
ただただ愛おしくて
ただただただただ安心して…
温もりが欲しくて
生きている証が欲しくて
涙を零し、慟哭を上げた
ケイト「いや…」
原初の始祖神ズ『それよりもみんなが元気で幸せで無事い!!!』
『ぷっ
はっはっはっ!^^』
ちらっ←互いに目を合わせ合い
こっくり←頷き合う
『お前が言うな!!!』
原初の始祖神&ケイト『!!!?』
拳を上げて、がうっ!と叫ぶケイトに…原初の始祖神達に……
声を揃えた……みんなで一緒になって――
愛してる――そんな想いを切に込めて―――大好きだと想い、幸せを願いながら――――
君が願っているのと同じぐらい
僕達も君へ願っているのだと――
それは…確かに届いた
世界全てに存在した癌化は…こうして潰えた
しかし……まだ、終わりじゃない
人が、自分に都合よく捉えて欲しいと
自分は悪くないのだと…そう扱えと…
人を見ず、押し付けて、無理強いをし、
罪を人に被せたり、罪を罪とも思わず、繰り返し続ければ……
また…癌は生まれてしまう
自分の責任は自分で取る
それを明確化する限り
それを違えない限り
癌化はしない
癌という罪の分化、植え付けは実現しない
そのことを明確にし、顕(あきら)かにし、肝に銘じなければ……
そう、願い(想い)、思うばかりだった
癌として完成したものは…
闇で実現させる
神として完成したものは…
光で実現させる
その違いから…
願いが
異なることを実現させていた
その存在という――在り方から
光は…
ケイト「ちゃんと怒って欲しいし伝えて欲しい
幸せで居て欲しいから^^
一緒に!」