第90章 未来への展望
だからこそ……謝罪の列と面会の列があったのだろう………
7歳にも満たないちっちゃな子供、女の子だった←4594ページ参照
女の子「始祖神様に謝りに行くの」
何の列か尋ねると、そう涙目で呟いていた
5007億人←4595ページ参照
生者の列
そこに並んでいた…
5050億人
死者の列もあった
同様に並ぶものも多いが
自分が消えたくない一心、保身目的で並ぶものが多い
でなければこんな所来ない
列を乱したり喧嘩したり暴れれば追い出す
だが、よっぽどのことがなければこちらに来る許可は貰えないので…
「よっぽど酷いことをしたか」、『よっぽど気に入られてるか』のどちらかしかない
面会の列は顔馴染みの方が多いらしく、警備の方と雑談を交わしているものも中には居た
しかし…
謝罪の列はどこか浮かない顔、沈んだ形相で、今にも倒れ伏して泣き咽び出しそうな顔をしており、両手で顔を覆って突っ伏している人もいた…それに向ける警備の目は厳しかった
2代目原初の始祖神である私に対して何かしたことに関しても…
同様に、消えない目印もといマーカーが付けられているらしい……←4603,5220,5226ページ参照
それを消すには…謝罪しに行かなければならない
しかし――「隠れ癌」「癌」「主犯格の癌」といった「癌一同」は立ち入りを禁じられており、厳重に管理されている…負担を異常に掛けてしまうから(「癌の闇(癌化の呪い)」の浄化に無量大数もの力が、実在化に神の5000無量大数倍、5126,5366ページ参照)…中でも特に「主犯格の癌」は、絶対的に!!
無限の世界と無限の存在
パラレルワールドは無限に存在する為、有数である分程度には少ない
謝罪の列と面会の列は違う
始祖神『もう!もう!もっとここに居ていいよおお!!』キャーキャー!!
ケイト『でも迷惑だから行く』
始祖神『ヤダ離さなあいいいい』すりすりぎゅううううう
当時…
交代してもらった後…こんなやり取りを交わしていた
名残惜しんで繰り出された熱い抱擁を振り解いて、帰ってきた……
実在化の力は、多少増減はするらしい
始祖神様の好き好みで、送る側だからとのこと
実在化の力とは、原初の始祖神の『魂の力』で成り立っており…
魂の力は、『魂の望み』を起点として現実にする=発現しているものだから……
