第86章 紡ぎ
アリア『ケイトさんと原初の始祖神様は…そっくりさんじゃなくって、同じ存在だから(微笑)
だから癌のような動かない、軽薄な人間に捕まらないように気を付けなさい
あなたは優しいから、引っ掛かりやすいみたいだから』
アイズ『うん…気を付けるね?』おずおず
アリア『大事にしてくれる人達だけ、大事にするようにしなさい
そうでない人は無理をしてまで大事にしないこと!
削られる一方だから…ね?』
そんな…
私の身になって、心に寄り添って、心配そうに表情を曇らせながら、お母さんは歩み寄ってくれた
そんな心配してくれる言葉が…嬉しかった
アイズ「ありがとう…
私の為に、ずっと、削ってまで大事にしてくれて」微笑
ケイト「?削ってなんかないぞ?」
アイズ「!…え?」きょとん
ケイト「私のやりたいことだから(微笑)
^^」にっこり
お前もだろ?
そう当然のことのように与えて、笑い掛けてこられて…
アイズ「瞠目)!←息を呑む
……(涙が浮かんでいく)
…うん//
大好き…^^
ずっと…愛してる」ぎゅっ!!
ケイト「私もだ…(微笑)←目を細め嬉しそうに見つめる
アイズが大好きだし、ずっと愛してる」ぎゅっ!!
お前が幸せで居てくれるのが、一番嬉しい^^//
そんな想いが、痛切に響いた
わかってる…私だけにじゃないことも……
それでも…お陰で…私も…皆も…皆、救われたから……//(微笑)←涙が頬を伝って落ちる
ありがとう――見つけたよ…私の英雄を
最愛の人を――←1156,1498ページ参照
幸せで居て欲しい、幸せで居てくれるのが一番嬉しい
大事にしてくれたから、大好きだから、大事にしたい
それに比べたら、どんなやりたいことだってちっさいよ
そんな…そんな……想いを…当たり前のように抱いて、ぶつけてくれる人を――
アイズ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ;;;;;;;;」滂沱
私も…その想いは同じだから―――
同じ想いで通じ合えた、ぶつかり合えた
万感の想いに駆られ、感泣が、産声を上げた
『あなたも素敵な相手に出会えるといいね』
『いつか、お前だけの英雄にめぐり逢えるといいな』←924,1309,1946ページ参照
あの言葉が…脳裏によぎった