第7章 恋と自覚
さて、百発百中防ぐことができた。
その件について話すと共に、次の段階へ移行しないと。
その為に呼び出さないとね。うん。その為だよ。
それ以外の意図はない。うん。そうだよね。←必死に自分に言い聞かせ中
ケイト「おはよー、フィンー。今日も眠い朝だよー」手を振る
フィン「!…あ、ああ//おはよう」ドキ
収まれ心臓。黙れ。
ケイト「?どうしたの?」ぼー
フィン「///…(かああっ!)
その…眠いのなら無理せず寝たらどうだい?」そっぽ向く
ケイト「?わかった。ちょっと寝てくるねー」
アイズ「二度寝はダメ!」ぐいっ!
ケイト「えー;寝させてよー;」
アイズ「変な習慣がつくからダメ!」ぐいぐいっ←食堂へ引っ張る
フィン「あ。待ってくれ!」
ケイト「え?どうしたの?」
フィン「修業の第一段階目が終わった。百発百中で防げるようになった。
次の段階へ移行したいんだが」
ケイト「走りながらでも歩きながらでも?」
フィン「ああ。昨日の内に避けながら最小の動きで防いだりいなせるようになった」
ケイト「そっか。わかった。じゃあ次の段階教えるね」
アイズ「…」
ケイト「?アイズも?」
アイズ「…後、少し」
ケイト「わかった。なら知識として覚えといて。
第一段階目は回避といなしと防御。
歩きながらでも走りながらでも自然とできるようになればクリア。自動で攻撃や防御を避けながら追尾するから大変なんだけどね。
自らを中心としてレーダーのようにどこにあるかをなんとなく感じる力、攻撃がどこから来るかの見極め、的がどれほど小さかろうともそれに正確に当てる技術、攻撃が来る方向に対して正しい向きへ力を送っていなす為の技量、例の力と速度の両立された攻撃と防御の実現が目的。
第二段階目はさらに難易度が上がる。同じものを使ってだけどね。
武器を戦友だと思って使うこと」
『?』
その言葉の意味が解らず、アイズと揃って?を浮かべた。