第5章 遭遇と探索

ケイト「この子はただの赤ん坊と同じだよ！しつければ絶対攻撃しないって！今だって全く攻撃しようとして来ないじゃん、ほらこんなに密着してるのに！！」べったり＆むぎゅー

アイズ「…；」
ケイト（何これ！もふもふで気持ちいい！毛布みたいに気持ちいい//）ほわあああああ＆すりすり←この状況でもなお喜べるぐらい気持ちいい、頬緩み切っている

アイズ「それはそうかもしれないけど…ずっとそうじゃないとは限らない。
その子が成長して、私達より大きくなってからもし人間を襲うようになったら…取り返しのつかないことになる」真剣

ケイト「何でそんな眼でこの子見るの！？；
この子何もやってないじゃん！！；

ダンジョン内のモンスターみたいにやたらめったら襲い掛かってこないじゃん！；
ほらお座りして首傾げてる；返答待ってる！；」おろおろ

アイズ「……それは…モンスターに、殺されればわかると思う」

ケイト「！…」

シーン


アイズは、大切な人をモンスターに殺されたのだろうか。

だとしたら…私は……



フィン「魔石集めは終わったかい？」

がちゃ

新たに人がやってきた！！；


フィン「！…何でケイトに剣を向けてるんだい？アイズ」

アイズ「…違う。後ろ」

「きゅ？」もこもこ

フィン「！！…モンスターが入り込んでいたのか」じゃきっ！
ケイト「待って！殺さないで！！」

フィン「？…しかしこれはどう見てもモンスターだろ？

もし人の味を覚えてしまったら」

ケイト「私がさせないから！！」


開いていた扉から、リヴェリアもいたことに気付いた。



リヴェリア「……しかし、今までに見たこともないモンスターだな」

フィン「希少種か変異種というものではなさそうだ…
新種か、特殊（ユニーク）個体の可能性もある」

「きゅ？」首傾

ケイト「…」ぎゅっ

フィン「…そこをどくんだ」
ケイト「いやだ！」

アイズ「ごめんね」
ざしゅ！！
ばたたっ（血があたりに散る）
「きゅ？きゅ？」おろおろ

アイズ「！……何で」


死角から小熊を刺そうとされた瞬間、私は…

咄嗟にその剣を、デスペレートを左手でしっかりと掴んで止めていた。