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Unlimited【ダンまち】

第4章 鍛練と迷宮





フィン「よし、大体の構造は目途が立ったね」

アイズ「ケイト」

ケイト「?どうしたの?」

アイズ「…いくらなんでも部屋はやり過ぎだと思う」

そう言われた理由はただ一つ、たくさんの人が乗りこめるよう物置のようなスペースを部屋の入り口に見立て、その中に空間収納魔法でいくらでも入って休憩できるようにするという発案からだ。


ケイト「いやいや、その方が休める人増えるでしょ?」

アイズ「私は歩いて帰れる」

ケイト「う~ん…確かにそっちの方がモンスターと戦えそう!」キラン
アイズ「うん!」キラン

リヴェリア「ポーションが足りなくなった場合はどうする」片目瞑&溜息

フィン「まあ…戦いたくなる気持ちもわからなくもないかな^^

でも怪我で動けない場合も考えておいた方がいいだろう」

アイズ「そう…わかった。なら二つ作って」

ケイト「?何で?」

アイズ「人用と荷物用で分けた方がいいかもしれない、から」

ケイト「ああ!わかった。じゃあ物置も反対側に作ろう!

発案ありがとう、アイズ^^//」

アイズ「…うん//

それと、前々から言おうと思ってたんだけど…いい?」

ケイト「?何?」

アイズ「そんなに…逐一気にしなくてもいいと思う」

ケイト「?でも礼を言うのは普通でしょ?」

アイズ「気にし過ぎだと、私は思う。

環境が環境だっただけに…言われないように頑張ってたんだろうと思う。
でも…そんなに気を回し過ぎていたら、ケイトが…また、壊れそうで怖い…と感じる時がある」

ケイト「……」

アイズ「そんなに気にしなくてもいいことでも、気にし過ぎな所があるから。
リヴェリアが繕っていたことがわかった後の件も含めて」

ケイト「…そっか…わかった。気を付けるよ。
なるべく気負い過ぎないようにする。

でも、お礼くらいは言わせてね?ありがとうって感謝の気持ちを伝えたいから^^」

アイズ「頷)うん。それはもちろん」


その後、クリエイトで空間収納魔法をかけることにした。

リヴェリアに魔法円(マジックサークル)を出してから使うように言われた。これも修業なんだとか…


魔法円とは《魔導》を発現した者のみが作れるもので、魔法を使用する上で様々な補助をもたらすらしい。

見たことのない模様で驚いた。
イメージは作者プロフィールのホームページ先にある画像参照。


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