第1章 本丸へ
その表現を少し怖いと思った。
従える…というよりも、慕われる方がいいなと思った。
よし、そうしよう。
『私は刀剣男士を従える主よりも、刀剣男士に慕われる主になりたいよ、こんのすけ』
「…左様ですか!こんのすけはあずさ様の管狐になれてとても光栄でございます!」
『そう、それは良かっ…た……』
「あずさ様?おや、眠ってしまいましたか」
その時パタパタと誰かが審神者部屋へと近づいてくるのが聞こえた。
「あるじさま!お風呂あきま…あれ?眠ってる」
そこにはもうこんのすけの姿はなく、座椅子に座ったままの主だけが眠っていた。