幼馴染ちゃんがNYから帰ってきたらマフィアになってた(仮)
第4章 楽しいショッピング?
十四松side
一瞬のことだった
『十四松くん!大丈夫?!』
僕は何が何だかわからなくて、おそ松兄さんに突き飛ばされた瞬間にあ、僕転ぶ、って思ったのに、何故か#NAME1#ちゃんが僕を抱き抱えてた
十「う、うん。大丈夫だよ」
起き上がってから気付いたのは、すっごく尖ってた石があったから、もしも僕が倒れてたら頭に刺さってたかもしれないってこと
それを想像するだけでササーって血の気が引く感知がした
『おそ松!!あんた気をつけなさいよね?!もし刺さって十四松くんが大怪我してたらどうするの!』
お「しょうがないだろ!俺だって気付かなかったんだもん!」
『そんな訳ないでしょ!あの距離ならあんた見えてたはずよ!!』
お「だーかーらー!!〜〜…!!」
僕がぼーっとしてる間に、二人はずっと言い合いしてたけど、ほとんどなんて言ってたのか聞こえなかった
突き飛ばされた瞬間のことと、驚きで頭が回らなくて
それよりも、僕らが殴り合いをしていた時、#NAME1#ちゃんは最初のベンチに座ってた。そして僕らは少し離れたところで殴り合いしてた
なのに、あの一瞬で#NAME1#ちゃんは僕を抱きかかえて助けてくれた
多分僕は抱きかかえるよりも全力ダッシュで突き飛ばせば出来るかもしれないけど、普通の人なら、あの距離から駆けつけたら絶対間に合わないはずなのに、#NAME1#ちゃんは平然とやってのけた
これって、僕が馬鹿だから分からないのかな、?
それとも、#NAME1#ちゃんが…
十「あの、#NAME1#ちゃん…ありがとう」
『ううん、十四松くんが無事でよかったぁ』
僕は、僕の頭を背伸びして撫でながら、ふんわり笑う目の前の女の子が本能的に怖くなった
そして、おそ松兄さんが僕を突き飛ばした瞬間、そのおそ松兄さんが#NAME1#ちゃんを見てわずかに笑ってたするのは、気のせいだって思いたい。