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不完全な『アダムとイブ』

第9章 無神ユーマ【野望】


「らん....なんで、お前がいんだよ」

ユイもユーマも状況が読み込めていない


「わざわざ、こんな事する必要あったのか?」

「こうでもしなきゃ、ユーマ、出てきてくれないから」

要するに、先ほどシュウがユイに話しかけ、襲いかけたのも
ユーマがユイを助けたのも、全て2人の考えたシナリオの中だったという事だ

「ごめんね。2人共」

「てか、お前ら揃いも揃って
ホントに馬鹿だろ。はぁ」

「はぁ?ふざけんなよ!何がしたくてこんな事」
ユーマはシュウの胸ぐらを掴む

「やめろ。てか、全部の主犯はコイツだ」
シュウはらんを指さす

ユーマはシュウを離し、近づく
「お前は何がしたいんだよ。」


「ユーマに....大事な話があるの」

「あぁ?なんだよ」




「貴方の過去について....」
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