第9章 無神ユーマ【野望】
「え....シュウがユーマを....殺した....?」
シュウの言葉に動揺を隠せない
「そんなわけ、ないよ....
シュウがユーマを殺すなんて....」
「いいや....俺のせいだ....
俺がアイツに関わったせいで....
俺が人間なんかと馴れ合わなきゃ、アイツがあんな目に遭うことは無かったんだ....」
シュウの体は震えていた
そして私の体を引き離す
「お前も....俺とこれ以上関わらない方がいい....」
「!」
思い出せば思い出すほど俺は....ーーーー
シュウは過去の経験で人と交わる事を恐れてきた
(このままこいつと居ると....また同じ事を繰り返す....)
ふとシュウが顔をあげると....
「お前....」
この時....私は思った
『この人と私は........似てる』