第2章 決断
ユイは教室に戻る
すると....
ア「おい。チチナシ何処行ってやがった」
机には不機嫌そうなアヤトくんが....
ユイ「ちょっと職員室まで行ってただけだよ?」
ア「チッ....何だか無性にイライラするぜ....」
ユイ「えっ....?」
バタッ!
すると、机の上に押.し.倒.さ.れ.る
ユイ「アヤトくん....?」
ア「マジで喉が乾いて仕方ねぇ....吸わせろ」
アヤトはいつもとは違い、まるで獲物に食らいつくように必死だった
ユイはこれはまずいと察し....
ユイ「アヤトくん....最近貧血で....だから....ダメ....」
だが、そんなユイの言葉は届かず
ア「お前が貧血だろうと関係ねぇ。俺は血が吸えたら良いんだよ」
ズキッ....
ユイはショックを受ける....
ユイ(所詮....アヤトくんは私を見ていないんだ....彼はこの血だけを求めてる....)
ジュルッ....
アヤトが血を啜る....
首が焼けそうなくらい熱い....
こんな日常....何時まで続ければ....
すると....
?「うわぁお....学校の教室で吸血かぁ....大胆だねぇ。まぁ、誰もいないけどねー」
?「そーゆー問題じゃねーだろ」
?「イブ....痛い....?」
?「周り構わず血を強請り、吸う。本当に子供だな」
4人の兄弟
ア「無神....」