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不完全な『アダムとイブ』

第9章 無神ユーマ【野望】


ユーマは菜園で昔の事を思い出していた

ーあぁ。俺が叶えてやるよ....

この力とイブを使ってな....ー

ユーマは一本の花を見ながら拳を強く握る

そこへ....

「ユーマくん....?」
籠を持ったユイが来る

「籠、持ってきたよ。....どうかした?」

「あ?いや、なんでもねぇ
それより....」

グイッ!!

「むぐっ!!」
ユーマは無理矢理、ユイの口の中にトマトを入れる

「ぅ....ぐるしぃ....」

「どうだ?美味いだろ」
確かに味は最高だが、流石に一口では食べれず、トマトの汁が溢れる

「おい!!雌豚!!こぼしてんじゃねぇよ!」

「だ、だって....!!」

「チッ....んっ....ペロッ」

ユーマはユイの口周りの汁を舐めとる

「ん、んっ!?///」
それだけでは終わらず、ユーマはユイの舌を絡め取り、噛み付く

ユイの目からは涙が溢れる

「ん....ッ....ジュルッ....
血とトマトが混ざって最高に美味いな」

ユイは視界がぼやける

「ユーマ....ッ....くん....///」

「ふっ、その顔だけは最高だよな。
餌を与えられた雌豚の顔だ」

否定したいが、口を塞がれ何も言えない

ユーマの乱暴さとトマトの甘さが相違し

ユイの頭は混乱していた


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