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不完全な『アダムとイブ』

第8章 無神ユーマ


私は授業に出ていないシュウを連れ戻す為に廊下を歩いていた

「もう....どこ行ったの....ハァ....」
思わず大きな溜息が溢れる

すると....
男「なーに溜息ついてんの?」

教室から一人の男が出てくる

ーはぁ....また面倒なのが....ー
男「久しぶり。最近学校来てないと思ったら体調でも崩した?」

「大丈夫です」
この人はシュウと同じ留年生....
留年の原因は女子生徒との交際....等らしい....
入学当初から付き纏われていた
男「なぁ、いい加減俺と付き合えよ?」

「はぁ....何度も言いますけど、貴方と付き合う気は無いです」

男の横を通り過ぎようとする....が....

男「待てよ」
肩を引っ張られる

「!」

男「ずーっと優しくしてやってると思ったら大間違いだぞ?」

男は手首を強く掴む

「....離して....」

男「ふっ、誰が....グフッ!!」

男の腹に蹴りをいれる

「女だからってなめないで」

男は倒れ込む
気を失ったのか動かない

「あっ....やっちゃった....」

あまりにしつこいため、つい本気で蹴ってしまった....

周りは騒ぎ立て
生徒が先生を呼びに行く

(あ....まずい....)

すると....

「はぁ....こっち!」

「えっ....」
生徒の間から誰かにぐいっと腕を引かれる






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