第7章 無神コウ『愛の意味』
ーーーんっ……
ユイは自分の部屋に居た
ア「あ…イブ....目が覚めた」
ベッドの横にはアズサが居た
ユ「お、気がついたか。」
ユーマもこちらを向いている
そして....記憶を巡らせ....
ユイ「あ!コウくんは!?」
ユイは二人の方を向く
しかし、二人は少し躊躇い、黙り込む
すると....
ルキ「コウは今、眠っている」
ココアを持ったルキが入ってきた
ユイ「眠ってるって....あの薬のせいで!?」
たとえ、ヴァンパイアでも、息が出来なければ窒息は免れない
ルキ「いいや....俺が気絶させた....。」
ユイ「え....?」
ルキ「今のアイツはお前にとって危険だ....」
ルキは少し辛そうな顔をしていた
ア「イブ....ルキは....君とコウの為を思って....した事だから....許してあげて....ね?」
ユイ「うん....それで、今コウくんはどこに居るの?」
ユ「今はらんのとこに居る。」
ルキ「コウの事はアイツに任せてある。
お前は自分の心配をしていろ。
そして、明日からお前の監視はユーマに代わる。頼んだぞユーマ。」
ユ「お、おう。」
ユイ「........」
ユ「俺もこんな感じじゃなんか、気分乗らねぇけどよ。
あの方の命令ならしょうがねぇ。」
ユーマは頭を掻く
ユイ(....ユーマくんもコウくんの事が心配なんだ....
うんん....ルキくんもアズサくんもコウくんの事を思ってる。
こんなに愛されてるのに....コウくんには伝わらないのかな....?)
ユイはココアを見つめながら
コウの事を考えていた