第4章 無神ルキ
らんはもう少し話が聞きたかったが、仕方無く部屋から出ようとする
シュウ「なぁ」
急に話しかけられる
寝ていたと思っていたらんは驚いた
貴「は、はい?」
シュウ「あんた....ピアノ上手いな」
貴「えっ....」
シュウの口から意外な発言を聞き、らんはまたも驚く
貴「あ、あの....」
シュウ「だからさ....明日も放課後来いよ。いい、子守唄になる」
貴「え、えっと....私なんかで良ければ」
シュウ「ふっ。来るのか。警戒心の欠片も無いな」
貴「なっ!」
シュウ「お前、面白いな。明日待ってる」
それだけ言うとシュウは後ろを向いてしまう
らんも状況が掴めないまま教室を出る
(え....逆巻シュウって確か、同じクラスだったよね....それで、何で音楽室に?)
分からない事が沢山あって頭がいっぱいになる....
それに、彼の言葉を信じて良いのだろうか....
らんは振り返り、音楽室の扉を見る
逆巻シュウ....不思議な人....