第4章 無神ルキ
目があい、見つめ合う二人....
?「はぁ....あんた、誰?」
あくびをしながら聞く
貴「え、えっと....無神らんです」
?「あ?無神?」
男性はジロジロみる....
貴「あなたは....?」
?「俺は逆巻シュウ....無神って確か、この間の転校生達だよな」
無神なんて珍しい苗字は滅多に居ないと思い聞く
貴「あ、ルキ達の事ですか?」
シュウ「あー....そうそう。あんたアイツらとどーゆー関係?まさか、偵察とか?」
疑うシュウ
貴「偵察なんて!此処に来たのもたまたまで、それに私は彼らの兄妹です。」
シュウの目を見て言う
シュウ「へぇー....あっそ。ふあぁー....」
貴「えっ....」
確か逆巻とルキ達は敵対してた筈....シュウも逆巻兄弟の一人なんだよね....?
あまりに、あっさりし過ぎて動揺する
シュウ「何?」
貴「いや....逆巻兄弟には気をつけろって言われてたんですけど、何か....」
シュウ「はっ、それを俺に言うのかよ」
「俺は逆巻家の事なんてどーでもいい。あと、あの女もそっちに居るんだろ」
あの女....小森ユイの事だ
貴「....はい」
少し警戒する....が....
シュウ「あの女も俺にとっちゃどーでもいい。正直邪魔だったんだよ。アイツが居ると家の中が騒がしい....眠れたもんじゃない」
意外な答えに焦る
貴「そ、そうなんですか....」
シュウ「だからさ別にあんたを殺すとかそーゆーの全く興味ないから。ダルいし....」
ホッとするらん
だが....シュウが一言
シュウ「けど、他の奴らには気をつけたほうがいい....」
貴「えっ....」
シュウはそのまま寝てしまった