第4章 無神ルキ
ユイはルキと同じ教室で授業を受けていた
だが、周りの人はおろか、先生までもがその事については触れなかった
ユイ(はぁ....絶対不自然だよ....)
因みに教科書などはルキが全部用意しており問題は無かった
教科書を見る
ユイ(3年生の問題何て分からないよ....)
だが、必死に授業に追い付こうとするユイ
そんなユイを見てルキは...
ユイ「えっ」
ルキはノートを渡す
ユイはノートを見る
ユイ(わぁ....綺麗な字)
ノートは綺麗な字で重要なところをメモってあった
ユイ「ありがとう。ルキくん」
ルキ「フンッ....下らないミスが目に入ったからだ」
ユイ「でも、これじゃルキくんが....」
ルキ「問題無い。」
ノートを良く見たらまだ、授業でしていないところも綺麗にまとめてあった
ユイ(ルキくん、家の事も沢山してるのに勉強の予習もしてるなんて凄い....)
ユイはチラッとルキを見る
ルキ「........」
ルキは真剣に黒板を見ている
彼の優しさを見るとますます彼の事が分からなくなる....