• テキストサイズ

不完全な『アダムとイブ』

第20章 道標




ーー足が震えてる....

らんは人の気配を感じ、そちらの方へ歩みを進める

みんなが危ない....

気配が近づくにつれて
恐怖よりもみんなに会いたい、助けたい
そう思う気持ちが込み上げてきた

しかし....

「この匂い....ッ....」

ユーマとルキの血の匂いが周りに立ち込める

急いで森の中を進むと、森の茂みの向こうで

ユーマが倒れ、ルキが腕を抑えている光景が目に映った

「....ッ!!」

怒りがこみ上げてくる....



『隣星らん』
すると突然、名を呼ばれた

こちらを向く、聖職者共....

もう、歩みを進める事に迷いはない

大きな憤怒と悲観を背負って私は姿を現した
/ 241ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp