第15章 終焉の懐時計
「!」
ルキの言葉に驚く
ユーマでさえもこの意味を理解出来ずにいた
「どうゆう事だ?
第一、可愛い妹を護る役目はお前らが親父から受けた命令なんだろ?」
シュウもルキがらんをとても大切にしている事は分かっていた
もちろんアイツの命令ってだけじゃ無いって事も
「そうだぜルキ!それに、ニートにらんを任せるなんて....」
「....あの方は....『林檎が紅く実るまで....』そう仰った」
「!」
ルキは目を閉じる....
「時は....来たのかもしれない」
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俺はその言葉に何かを察した....
アイツは何かを隠してる
それはユーマ達にもそうなんだろう
シュウも長男の為、ルキが1人の問題にしようとする理由が分かった気がした
だが、彼が言ったことは今更な事だった
シュウはらんの額にキスを落とす
シュウの顔が緩む
「あぁ。護ってやるよ....コイツだけは絶対に」