第11章 無神アズサ
同時刻、ユイは教室に居た
ユイはアズサのマゾヒストな行動に悩まされていた
それに、ナイフで傷をつけられて、喜ぶアズサを理解する事も出来なかった
(アズサくんを見てると全く落ち着けないよ....はぁ)
机の上で頭を抱えるユイの後ろで、
クラスメイトの女の子達がある話を始める
『ねぇ、知ってる?
〇〇町のずーっと森の中に廃教会があるらしいんだけど、、
誰も居ないはずなのに、鐘の音や電気の明かりが点いたりするんだって!』
『えー!こわい!』
生徒達はきゃっきゃと騒ぎ立てる
(それって....)
ユイはその教会に心当たりがあった
(まさか....!!)
ユイは何かを思いついたように
教室から飛び出す