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不完全な『アダムとイブ』

第10章 番外編


私達は本屋に来ていた

まず、CDコーナーに来た

入口の所には新発売のcdが並んでいた

そこでふと1つのジャケットが目に入る

「え....これって....

みんな見てみて!これ!」
私は一つのcdを見せる

「あぁ?」

「あ....コウだ」

ジャケットには普段とは違う姿のコウが写っていた
「凄いね!コウ、アイドルやってるの!?」

「あ、バレちゃったかー....この間、興味本位でオーディション受けてみたら芸能会社の人に気に入られちゃって、すぐ依頼がきたんだ〜」

「何故、すぐ言わなかったんだ?」

「バイトすんなら俺らにも知らせろよ」

「だってさー....なんか違和感あるじゃん?
ヴァンパイアがアイドルって....」

コウは苦笑いする

「そんな事はない。お前には向いている職だろう。それに、選ばれたのはお前にそうゆう才能があるからだ」

「そうだよ!コウ凄くかっこいいよ!」

コウはぱーっと笑顔を取り戻す

「....そうだよね!」

「まぁ、もし売れなくても、俺達がファンで居てやるよ」

「ぶうーっ、ユーマくん一言多い〜」



このデビューを期にコウは売れっ子アイドルになる事は言うまでもない
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