第3章 ド、ドS!?
『は、はじめまして!結城麗儸です!』
八「あら、あなたが麗儸ちゃんね!」
八千代さんは にっこり笑うと
八「フロアチーフの轟八千代よ バイト歴は長いから、分からないことがあったら何でも言ってね♪」
と 自己紹介をしてくれた。本当にきれいな人だ
すると、「がしゃっ」という音が八千代さんから聞こえた。音がした方を見ると
『…っ!?』
なんと、八千代さんは腰に刀を下げていた…
八「じゃあ、杏子さんにパフェを持っていくわね♪」
と 八千代さんは立ち去って行った。
種島さんは刀のこと気にしていないみたいだし…
ぽ「じゃあ、次は伊波ちゃんね!」
すると、机をふいているオレンジ色のような髪の毛の女の子がいた。
ぽ「あそこで机をふいているのが伊波ちゃんだよ 伊波ちゃーん!」
伊「あ、種島さん…と?」
『はじめまして 昨日からここで働いてます。結城麗儸といいます。』
伊「こちらこそ、はじめまして。」
伊波さんはとてもおとなしそうな人だった。笑顔がかわいい♡
ぽ「あとは 相馬さんと葵ちゃんと松本さんだね!」
伊「あ…相馬さんのことだけど…さっき、うっかり殴っちゃって…たぶん休憩室にいると思うよ?」
な、殴る!?
ぽ「伊波ちゃんは男性恐怖症で、男の人は殴っちゃうの…」
なんだかわたしに似ている…!
ぽ「葵ちゃんもそこにいるだろうし、先にそっちに行こうか!」
『…』
なんていうか 私はその「相馬さん」に会いたくない。私のクラスで噂になっている「相馬博臣」だからだ。
ここにバイトに来る前に弟が私の働けるような所か調べてくれた。すると、そこに相馬さんがいるということがわかった。
クラスでは
「2年の鈴木君、相馬博臣に会ったらしいよ!」
とか
「誰かが脅されているのを見た人がいるんだって!」
などの話をよく聞く。
でも、会いたくない1番の理由は…私の1番苦手なタイプだからだ…
詳しいことはあまり言わない…というか言いたくないのであえて説明はしないでおきます…
そのとき、私のセンサーが働いた。 その瞬間、うしろから抱きつかれた。
相「こんにちは、麗儸ちゃん★」
その後、「男ー!」『ドSー!』と2人分のパンチが相馬さんを襲った…