第3章 ド、ドS!?
着替えてフロアに出ると、メガネをかけた男の人がそうじをしているのが目に入った。
向こうも気がついたみたい。
宗「新しく入った人ですよね? はじめまして 小鳥遊宗太です。」
『は、はじめまして結城麗儸です! よろしくお願いします!』
小鳥遊さんは、私と同じ16歳らしい…大人っぽくていいな~…
軽くあいさつを済ませたら、仕事を教えてもらいます。
宗「先輩に大体のことは教えてもらったと思いますが、今日は接客をしてもらいますね。」
『え!?もういいんですか? まだ2日目ですけど…』
宗「はい、大丈夫ですよ。結城さんはしっかりしているし、のみこみも早いので。」
小鳥遊さんはにこっと笑って私の頭をなでた。
…なんか落ち着くかも
宗「では、俺は残りのそうじをしてくるので、まだあいさつができていないスタッフにあいさつをしてきてみてはどうですか?」
ぽ「じゃあ、私が案内するー!!」
元気よく種島さんが声をかけてきた。
やっぱり小さいなあ♡
『種島さん、こんにちは』
宗「先輩 はりきってますねー ああ、そんな先輩も小さくてかわいい♡」
そう言って小鳥遊さんは種島さんの頭をなでる。
種島さんは何かを言おうとしたが私がいることに気付き、言うのをやめた。
ぽ「じ、じゃあ 行こうか!」
今はまだお客さんも少ないし、あいさつするチャンスです!
ぽ「えーっと まずはフロアチーフの八千代さんからね! 八千代さんはきれいでやさしいんだよ!」
簡単に説明を受けていると、パフェを作っている女の人に出会った。 この人が八千代さんらしい…