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RISORGIMENTO

第3章 覇道の一里塚 上篇


 そうこうしている内に、尾鷲方面へ出る列車が声を鳴らしてやって来たのが分かった。目的地は紀伊長島。この雨の中、彼の地まで歩くのは、正直しんどい。待ちに待った列車に乗り込んで行くべく、リュックを肩に掛けて、腰を上げた。
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