第1章 初めて
6話
さっきコンビニで買った抹茶のキットカットとノーマルのポッキーを出してベッドの上で一人食しているとまーくんがシャワールームから出て来て…。
上半身裸のまま出てきました。男性(好きな人の)上半身裸の姿なんて三次元で初めて見ました…。驚きです。
「寒っ…。ゆず暖房つけないの?!」
「あっ笑笑なんか、緊張し過ぎてすっかり忘れてた笑笑」
「バカかよ笑笑ゆず風邪引くぞ笑笑」
「ヘーイ。ポッキー食べる?」
「食べる。」
まーくんは、そう言って袋から一本取り出して私の隣に座って髪の毛をバスタオルで拭き始めた。
「上何か着たら?まーくんこそ風邪ひいちゃうよ?」
「んーどうせゆずが風呂上がってきたらあったかくなるから平気だよ笑笑」
んぁぁヤる前提ですね。
うむむ。早く上がって来なきゃじゃん笑笑。
そう思いつつ、お風呂行ってきまーすと言ってお風呂場に向かった。
流石ラブホです。風呂場ガラス張りですよ。丸見えです…。
そんなことは、いいから…ううぅ寒い。
服を脱ぎ下着を脱いでシャワールームの方が正しそうだな。風呂場じゃなくて。
とりあえずシャワーのお湯で体あっためて…髪の毛をわしゃわしゃ洗って、体もゴシゴシ洗って…ムダ毛のチェック…。顔良し、脇よし、下よし。よし…。何がよしなんだか…。とりあえずバスタオル…。ベッドルームに忘れた…。最悪やな。
「ねぇーーまーくん!バスタオル取ってーー!そっちに忘れた!!」
「んー。わかっ…たー」
なんだ今の間!かとたの間は、なんだ!?嫌な予感がしますね…。