第1章 初めて
2話
サービスエリアで小休憩。バスに乗ってから六時間。
少し遅れていて本当は、八時につく予定が九時を回ってから着いた。
お腹が空いた。自販機で売ってる焼きおにぎりをひとつ買ってバスに戻った。
一息をつきながラインを見てみると沢山通知が来ていた。
「今どこ?」
「〜には、着いたかな?」
「何時頃にこっち着く?迎えにいくよ?」
と、一時間おきに通知が入っていた。
珍しい。こんなに通知入れるのは、過去に1回しか無かったのに。私は、珍しいまーくんのラインのトークを見て少し笑った。
「今、岐阜大和?の、サービスエリアだよ〜。後、三時間くらいで着くよ〜
返信遅くなってごめんねっバスの中で爆睡してました(笑)」
私はそう返してまた寝た。
昨日の私は、遠足が楽しみすぎて前日寝られずはしゃいでいる子供のように寝られずには居られなかった。