第1章 初めての夜
強すぎる快楽に身体が逃げ出そうとするがしっかりと腕で固定されて逃げられない。
「あ……らめ…んあっ……おかしくなっちゃう!……んっ……ああん!」
「痛くはない?」
「痛くは、ないけ、どっ……はぁ……ん……変なの、おかしくなっちゃいそう……んあっ……」
「だいぶほぐれてきたね。指増やしてみようか」
グッと2本目の指が押し込まれる。
「あんっ!」
体の大きい悪魔族は指もその分大きい。
先ほどとは比べものにならない圧迫感を感じた。
「は……あん…んっ……あっ…」
強く内側を擦られたり2本の指がバラバラに動いたりして頭が真っ白になりそうだ。
「あっ…ひゃあんっ!」
かと思うと突然乳首に触れられてひときわ大きな声をあげてしまう。
触れただけで電流が走ったかのような刺激が体を走る。
「あっ…あんっ……んっ」
乳首を転がされ、膣は内側を擦り上げられて身体が跳ね上がる。
「ああ…らめっ…やあんっ……おかしいのっ…あんっ!変になっちゃうあああっ……ひゃっ…あ…ああんっ…あ……あああああっ!」
ビクンっと体大きく震え、悲鳴のような声を上げて力が体から抜け落ちた。
腰がガクガクと痙攣している。
「大丈夫?」
エマの頭を撫でながらルークは問いかけた。
耳元で囁かれる低い声。それだけでエマは身体が熱くなるような気がした。
「はあ…はあ…らいじょうぶ……」
肩で息をしながら返事をしたが力が抜けてうまく喋れない。
しばらく休憩してようやく呼吸も落ち着いてきた。
「エマ。痛いところとか変なところはない?」
「こういうことするの初めてでよく分からないけどルークが心配してるようなことは大丈夫だよ」
きっとあの魔法のことを心配しているのだろう。
だが魔法が発生していることは確かのようで、エマは初めて性行為をするのによく感じているし達することも容易だった。
「続けても大丈夫かい?」
「……うん」
ルークの手がエマの腰に添えられる。
「入れるよ」
指とは比べものにならないほど太いルークのそれ。
「んんっ!」
痛みが走る。
無理やり押し広げて突き破られるような感覚。
太い何かがそこにあるという圧迫感。
ゆっくりと奥まで入ってくる。
「エマ、愛してるよ」
「私も、ルークが好き。大好き」