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【ハイキュー!!】Assorted Box 短編集

第2章 変人トリオ (日向 翔陽&影山 飛雄)


「「決めたから!和奏が選べないなら、俺達2人とも和奏の彼氏になるって!!」」

声を揃えて、そんな訳のわからない宣言をされたのは1ヶ月前のこと。

「和奏ー!一緒に弁当食べようぜー!」

「日向ボゲェ。抜け駆けしてんじゃねぇ!」

お昼休みを知らせるチャイムが鳴った途端に教室の入り口が煩くなる。

「ちょっと…皐月さん、煩いんだけど。」

同じクラスの月島くんがお弁当を片手にこちらを呆れ顔で見下ろしてくる。

「な…私が煩い訳じゃないでしょ!どう考えても、うるさいのはあの変人コンビでしょ!」

「皐月さんが原因で煩いんでしょ?早くどっか連れてってよ。」

「ちょっと…ツッキー…そんな言い方しなくても。」

何事かと駆け付けた山口君がオロオロしている。

「わかったわよ!行けばいいんでしょ。」

「行ってらっしゃい、変人トリオ。」

「トリオ言うな!!」

聞き捨てならない事を言う月島君にツッコミを入れて、出入口でまだ騒いでいる変人コンビのところへ向かう。

「和奏、やっと来た!」

「月島なんかに捕まってんじゃねぇよ。」

月島君に絡まれたのは誰のせいだと思っているんだ…。
一言文句を言ってやりたいのに、2人の勢いが凄過ぎて言葉がでない。

私…いつもこんな感じで流されてるな。。。
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