• テキストサイズ

【ハイキュー!!】Assorted Box 短編集

第1章 ★バレンタインデー (月島 蛍)


「もう…蛍のせいでベタベタなんですけど…。」

「別にいいでしょ?洗ってあげるから、一緒にお風呂入ろう。」

しれっと言ってくる蛍。
自分はほとんど汚れていない。

「お風呂で何しようとしてるか、お見通しなんですけど。」

どうせ、お風呂でもう一回戦とか思ってるに決まってる。

「何?嫌なの?」

「別に…嫌じゃないけど。」

恥ずかしいながらも、素直に答えると蛍が馬鹿にしたように吐き出す。

「ぷっ。やっぱり変態だね。」

「なっ…変態なのは蛍でしょ!もう知らない。私、先にお風呂行くから。」

本当に置いて行ってやるんだから!

蛍に背中を向けて歩き出すと、腕を捕まれて蛍の腕の中に引き戻される。

「和奏、ありがとう。嬉しかった。」

不意打ちすぎて、下手したら聞き逃すような小さな蛍の声。
そんな蛍の本音につい頬が緩む。

「いつまでそうしてるつもり?置いて行くよ?」

前を歩く耳の赤い蛍を後ろから追いかけた。

end.
/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp