第1章 *
というわけで見に来ました!
財布!
財布にも色々あって木佐さんは多分小さいやつがいいんじゃないかな。
「うーん…」
「何かお探しですか?」
「あ、すいません。30歳の人が使いやすい財布ってありますか?」
「えっ…(かっこいい…)あ…しょ、少々お待ちください」
「?はい!」
ドキドキだなー。
「お、お待たせいたしました!」
店員さんが出してきたのは革製のオレンジ、紺、茶の3色でできる二つおりのお財布でとっても木佐さんぽいー!
「すいません、じゃあこれで!」
「お父さんにプレゼントですか?」