第4章 私の秘密、私の償い
その儀式は、血の繋がりがないとできないらしく、私は高すぎる姦淫能力をもったまま成長していった。
「……そんな事が……。でも、淫魔の力は成長と共に増すものだと聞きますが……」
「そうなんです。まだこの力は増すばかりで……。」
父は私を養うために頑張って働いてくれたけれど、母の死後すぐに亡くなってしまった。
私はまだ幼く、仲の良かったレイの家族に養子として迎えられた。
学校でも姦淫をしてしまい女子から嫌われていた私にとって、レイだけが友達だった。•̀•́
そして、男性がほぼいない地獄の事務職員として就職したものの、今は鬼灯様のそばにいる。