第4章 私の秘密、私の償い
「ふーん。俺は天国で働いてるレイっていいます。よろしく。」
「ひいろさんから聞いたことはありましたが、まさか男だったとは……。」
鬼灯様が驚いている。そっか、男だとは思われてなかったのか。
そして鬼灯様の呟きを無視して、レイが突然喋り出した。
「あ、ひいろ!そういえばお前、部屋変わっただろ!!」
あぁ、レイには仕事が変わったこと言ってなかったっけ。
もともと私は、事務職用の女子寮で生活していて、レイはヒマだからって毎日のように遊びに来ていた。
「まぁね」
「えっ、今どこにいんの?」
「えっと、今はね……。」
説明するのがめんどくさかったけど、私の仕事内容と住み込みであることをレイに伝える。
「ホントに?」
「うん。」