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儚い君へ

第2章 桜の木の下で


「君、さっきからしゅうがく、りょこう?とかなんとかどういうこと?」

もし、私の考えが間違っていなければ…

「あの!今って平成…ですよね?」

お願い、平成であって…

「は?平成?なにそれ、今は……」

その瞬間、わたしの耳には彼の話し声もなにも入ってこなくなった

聞かなくてもわかる、彼の反応で

ここは、わたしの知っている京都ではない

ここは私の知っている日本ではない

平成なんてもっともっともっと先の世界
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