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儚い君へ

第2章 桜の木の下で


___京都

古くから親しまれている京都。

わたしは高校、最後の思い出
修学旅行で京都に訪れた

「それにしてもさ〜修学旅行が京都って…」

わたしの隣でクラスメイトが呟いた

「そ?わたしは好きだけどな京都」

わたしがそう呟くとクラスメイトは顔を歪ませた

「だってだって!最後の修学旅行といったら外国が憧れじゃない!?」

まぁ、それも一理あるかな…

でも、わたしは京都の昔ながらの雰囲気
落ち着くし好きだけどな…

わたしは、興奮しきってしまったクラスメイトをなだめながら周りの京都の風景をぐるりとみわたした


___すると

蕾が咲きかけの桜の木を見つけた

私はその桜に呼ばれるようにふらふらと

桜の木に歩み寄った。

「ちょ、!!???」

クラスメイトの声なんて届きもしなかった

ただ、桜の木に向かってわたしは歩いていった。
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