第3章 キミが思ってるより、、(月島)
「ああ!?お前俺にケンカ売ってん_」
「つっきしまくーん!おまたせえ!」
影山が青筋を立てて怒鳴り出すがそれは僕の愛しい彼女によって遮られてしまい、叶わなかった。
「あのね?言っていい?ひまり言っていい?違うのマジでね、朝はちゃんと目覚まし掛けたの!それでね、ちゃんと起きたの!でもね、でも寝癖ヤバくてね?何がヤバいって前髪も後頭部も全体的にもさっとしてて、それでねヘアアイロンで何とかしようとするじゃん?そしたらね、おでこ火傷しちゃってね、それでちょっと跡になってたからファンデで隠してきたらね、こんな時間になったの!」
相変わらず要領を得ない彼女の言い訳は毎回長文の上中身がスカスカだ。
こんなバカっぽい喋り方をする上に期待を裏切らずに正真正銘頭が悪いところが本当に愛おしい。
「でもね、マジでひまりね、月島君に申し訳ないなって思ってるの!だからね、とりあえず今日クレープ奢ってあげるからね、それで許して?」
「奢らなくていいしむしろ僕も今来たところだし全然大丈夫。それより火傷って?見せて」
「うん、あ、でも大したことないんだけど」
「いいから見せて」
彼女のセットしてきた前髪を慎重によけて額の傷をチェック。
なるほど少し後になっているけどまあ大したことないっちゃ大したことなさそうだ。
「痛くないの?平気?」
「うんん、痛くないよ~あたったときはちょっと痛かったけど~」
「それならいいけど気をつけなよ。全然いくらでも待つからゆっくりおいで」
「もう月島君ったらかほご、、あれ、もしかして月島君のお友達?」