第3章 キミが思ってるより、、(月島)
日向は口をあんぐりと開けて、王様は面白くなさそうに僕を睨んで、珍妙な二人にひまりがあれ?と僕に言う。
「挨拶した方がいいよね?あの、初めまして月島君の彼女の_」
「ひまりいいから。全然知らない人たちだから大丈夫」
「え?そうなの?でもめっちゃこっちの方見てるよ??」
「さっき道教えてあげてたってだけ。それより寒かったデショ?早くどっか入ろ?」
「え~月島君優しいねえ。うん寒かった!手繋ごう!」
ぎゅっと彼女が僕の手を握ってそのまま上着のポケットに手を入れ、甘えてくる。
うんまあ知らない人たちなんだけど特に影山の苦虫を潰したような顔がムカつく。
「それ重くない?持つよ、貸して」
「ありがとう~お腹空いたね、何たべよっか」
「ひまりの好きなものでいいよ」
「じゃあひまりあそこ行きたいな~」
とか言いながら烏野バレー部変人コンビを尻目にイチャつく二人。
(なんか、、なんか月島おれらと態度ちげえ、、!なんだあれ?彼女か?デレ島か!?紳士島か!?)
(何が全然知らない人たちだ月島クソ野郎が!猫被りやがって、、お前ホントはそんなキャラじゃねえだろ!?ネコ島かよふざけんな!)
「くっ、、影山、あの子可愛いな」
「?、、ああ」
「くっ、、なんか悔しいな」
「、、ああ」
「バレーじゃ負けねえぞリア充め」
「、、俺だって負けるつもりはねえよ」
結局バレーで締めくくる変人コンビ。